5月
1st
日
1st
<4月20日>(水)
○白状しよう。今を去ること20年くらい前、不肖かんべえは、株式コード9501=東京電力株を200株買った。単価は1株あたり2480円であった。つ まりは50万円である。いつ買ったかは記録が残っていない。なにしろ今はなき山一證券だったので、調べようがないのです。当時の50万円は私にとって小さ くない金額であり、買った当初はこんな風にうそぶいたものである。
「まあ、東京電力がつぶれるときは、日本がつぶれるときだろうし」
○それが今や、東電の国有化が大真面目で議論されている。福島第一原発が、向こう半年くらいで冷温安定してくれればよし。そうでなかったら、この国はどう なるか分からない。無事に冷温安定化してくれたとしても、その後は石棺化などの長い道のりが続くであろう。われわれとしては、それが成功してくれることに 賭けるほかはない。いつだって絶望は、愚か者の結論なのだから。
○東京電力株の今日の値段は 445円である。毎年、幾ばくかの配当を受け取って来たけれども、とうとう時価で9万円くらいになってしまった。もちろん、今さらこの株を売るつもりはな い。そんなことより、6月に行なわれるはずの「世紀の株主総会」に出席する権利を確保していると思えば安いものである。東電の株主総会には、今まで一度も 出たことはないけれども、今年は万難を排して出てみたい。なにしろこの国の将来が懸かっているのだから。
○今週、不肖かんべえには講演の予定が3回ある。そのたびに悩ましいのは、聴衆の中にはいろんな人がいるということだ。「私の実家は福島県です。怒りで毎 晩、眠れません」という人がいる。そうかと思えば、「私が経営している会社は、取引の半分が東電さんなんです」という人もいる。しかるがゆえに、「東電は ケシカラン」と言っても、「あんまり東電をいじめないでください」と言っても、かならずどこからか石が飛んでくることになる。
○あらためて、原子力発電はどうあるべきなのか。今はこんな風に考えている。日本全国で総発電量の30%という今の水準は、too big to ignoreであろう。いきなりゼロには出来ない。「原発を許すまじ」と叫んで、すべて事が済むなら苦労はない。かと言って、「CO2を25%削減」するために、これを4割や5割に上げようというのも、今となっては途方もない心得違いであった。というより、4割になったときに今回のような事態が起きたら、それこそ手の施しようがなかった。
○しょうがないから、足りない分は化石燃料を使うほかはない。そっちの確保は何とかなりそうだ。そして幸か不幸か、地球温暖化という仮説はそれほど確かなものではない。われわれは原発推進と反原発の、中道を行くしかないのだと思う。
○ちなみにワシは、過去に東北電力さんから講演料を頂戴したことはあるけれども、東京電力さんからお金を貰ったことはありません。利害関係は単なる零細株主、というだけであります。いちおう念のため。
○白状しよう。今を去ること20年くらい前、不肖かんべえは、株式コード9501=東京電力株を200株買った。単価は1株あたり2480円であった。つ まりは50万円である。いつ買ったかは記録が残っていない。なにしろ今はなき山一證券だったので、調べようがないのです。当時の50万円は私にとって小さ くない金額であり、買った当初はこんな風にうそぶいたものである。
「まあ、東京電力がつぶれるときは、日本がつぶれるときだろうし」
○それが今や、東電の国有化が大真面目で議論されている。福島第一原発が、向こう半年くらいで冷温安定してくれればよし。そうでなかったら、この国はどう なるか分からない。無事に冷温安定化してくれたとしても、その後は石棺化などの長い道のりが続くであろう。われわれとしては、それが成功してくれることに 賭けるほかはない。いつだって絶望は、愚か者の結論なのだから。
○東京電力株の今日の値段は 445円である。毎年、幾ばくかの配当を受け取って来たけれども、とうとう時価で9万円くらいになってしまった。もちろん、今さらこの株を売るつもりはな い。そんなことより、6月に行なわれるはずの「世紀の株主総会」に出席する権利を確保していると思えば安いものである。東電の株主総会には、今まで一度も 出たことはないけれども、今年は万難を排して出てみたい。なにしろこの国の将来が懸かっているのだから。
○今週、不肖かんべえには講演の予定が3回ある。そのたびに悩ましいのは、聴衆の中にはいろんな人がいるということだ。「私の実家は福島県です。怒りで毎 晩、眠れません」という人がいる。そうかと思えば、「私が経営している会社は、取引の半分が東電さんなんです」という人もいる。しかるがゆえに、「東電は ケシカラン」と言っても、「あんまり東電をいじめないでください」と言っても、かならずどこからか石が飛んでくることになる。
○あらためて、原子力発電はどうあるべきなのか。今はこんな風に考えている。日本全国で総発電量の30%という今の水準は、too big to ignoreであろう。いきなりゼロには出来ない。「原発を許すまじ」と叫んで、すべて事が済むなら苦労はない。かと言って、「CO2を25%削減」するために、これを4割や5割に上げようというのも、今となっては途方もない心得違いであった。というより、4割になったときに今回のような事態が起きたら、それこそ手の施しようがなかった。
○しょうがないから、足りない分は化石燃料を使うほかはない。そっちの確保は何とかなりそうだ。そして幸か不幸か、地球温暖化という仮説はそれほど確かなものではない。われわれは原発推進と反原発の、中道を行くしかないのだと思う。
○ちなみにワシは、過去に東北電力さんから講演料を頂戴したことはあるけれども、東京電力さんからお金を貰ったことはありません。利害関係は単なる零細株主、というだけであります。いちおう念のため。